SEO記事の書き方|上位表示させる作り方・文章テクニック【例あり】
この記事でわかること
- SEOに強い記事を書く上で重要な考え方
- SEO記事の書き方(骨格の作り方、書く際のポイント)
- SEO記事を書く際の注意点
「SEO施策の一環でSEO記事の制作をすることになったが、上位に上げるためにはどう書けば良いか、SEO記事特有のテクニックがあれば知りたい」といったニーズを抱える担当者は多いのではないでしょうか?
本記事では、SEOに強い記事を書くために押さえておきたい考え方や、記事の書き方、注意点を解説します。
弊社ではこれまで以下のような数多くのKWで検索順位1位を獲得してきました。
- 「オウンドメディア 立ち上げ」
- 「KPIツリー」
- 「アクセス解析」 など
※2024年2月10日時点
またクライアントのコンテンツSEO支援に入り、さまざまな領域で同様に上位表示させ、リード獲得や受注率向上の成果に繋げてきました。
- 人材大手オウンドメディアを1年で流入3倍、CV5倍に
- BtoBベンダーのオウンドメディアを半年間でリード数10倍以上、受注率3倍増に
- SNSマーケティング会社のオウンドメディアを半年で「リード数10件→500件へ」 など
そこで本記事では弊社が大切にしているSEO記事の作成方法を、実例を交えて解説していきます。SEOで成果を出したい方は、ぜひご参考にしてください。
SEOに強い記事を書く上で重要な考え方
SEOに強い記事を書く上では、上位表示させるための特別なテクニックのようなものはなく、以下の2点を考え抜き記事に反映させることが何より大事だと考えています。
- ユーザーの検索ニーズ(検索意図)にしっかり応えられているか
- コンテンツに独自性があるか
まずはこの2点だけを徹底して考え抜くことをおすすめします。
それぞれなぜ重要で、どのようなポイントを意識すればよいかを解説します。
ポイント1.ユーザーの検索ニーズ(検索意図)にしっかり応えられているか
SEO記事で上位表示を取るための最大のポイントは、ユーザーの検索ニーズに応えることです。SEOにはさまざまな要素がありますが、特別な書き方やテクニックのようなものはありません。上位表示を得られるコンテンツを作るためには「ユーザーにとって役に立つ記事であるか」を最重視する必要があります。
実際に、Googleの理念が示されている「Googleが掲げる10の真実」では、コンテンツ評価の理念として以下の考え方を提唱しています。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
Googleは、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Googleのトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。(以下、略)
※引用:Google「Googleが掲げる10の真実」
また、Googleの共同創設者であり、元最高経営責任者(CEO)を勤めたラリー・ペイジ氏は、以下のような発言をしています。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーニーズにぴったり一致する答えを返すものである」
※引用:Google Serach「Google検索の仕組み」
弊社ではこれまで、この考え方に基づきコンテンツを制作し、数多くの成果を出してきました。経験則としても、上位表示を得るためには「ユーザーニーズに応えられる、有益なコンテンツを制作することが最重要」だといえます。
ポイント2.独自性があるか
ユーザーニーズに回答することは前提として、そのうえで「記事に独自性があるか」も重要なポイントです。
そもそもなぜGoogleは、検索結果に同じテーマで作られた10個ものページやコンテンツを表示させるのでしょうか。
いくつか理由はあると思いますし、正解は誰にも分かりませんが、筆者は「ユーザーにより多様な情報・価値観・経験などを見てもらうため」だとよく説明しています。
- 情報
- データ
- 体験談
- 発信元
など、さまざまな観点から多種多様な情報を提供することで、よりユーザーの満足度を高められるような検索エンジンを目指しているのではないかと考えているからです。
つまり、競合と同じようなコンテンツを作っていても、上位表示はなかなかできないのではないか、同じテーマの記事がたくさんある中でユーザーがあえて“その記事”を読みに来る理由を作る必要があるのではないかと考えています。
そのため弊社では、その企業やメディアならではの「オリジナルコンテンツ」を重要視しています。
例えば「オウンドメディア立ち上げ」で検索してみると、どの記事もオウンドメディアの立ち上げ方法について書いていることが窺えます。その中でなぜ弊社の記事を見に来てもらうのかを考え、「弊社コンサルタントの経験をもとにした、成果を上げるためのオウンドメディアの立ち上げ方」を記事に盛り込みました。
| 【オリジナル要素(競合にないコンテンツ)】 |
|---|
その他、全体的に弊社コンサルタントの知見を盛り込む |
上記のようにただユーザーニーズに応えるだけではなく、以下のような方法でオリジナル要素を付加することも重要です。
- 競合との差分を確認して、競合にない要素を探す
- クライアントにヒアリングして現場の情報を盛り込む
- 具体例を多く提示する など
特に最近はAIを活用したコンテンツを制作する企業が増えてきています。そのような中でGoogleに、そしてユーザーに自社記事を評価してもらうためには「その企業でなければ作れないオリジナルコンテンツ」がより重要になってくると考えられます。
SEO記事の書き方
ここからは前段で説明した「ユーザーの検索ニーズを満たし、オリジナリティのあるコンテンツ」をどのように作るのかを説明していきます。
- 記事骨格を作る
- 骨格に沿ってコンテンツを作る
弊社が作成した「オウンドメディア 立ち上げ」(2024年2月1日時点で検索順位1位)を例に解説しますので、ぜひご参考にしてください。
ステップ1.記事骨格を作る
「ユーザーニーズへの回答」と「コンテンツの独自性」の2点を満たすためには、記事制作前にまずは「骨格」を作成することが重要です。骨格とは、記事を誰に向けて書くのか、記事にどういった情報を含めるのか、どういった流れで書くのかなどをまとめた構成案を指します。

▼参考資料
※コピーしてご利用ください(左上の「ファイル」→「コピーを作成」)
骨格では以下のような要素を考えましょう。
- 上位コンテンツの傾向、質問サイトやSNSの傾向を把握する
- ターゲット設定をして、検索に至る背景を考える
- ユーザーニーズを推測する
- ゴール・ストーリーを設計する
- 競合にないコンテンツ(独自性)を付加する
それぞれなぜ重要なのかや意識すべきことを解説します。
要素1.上位コンテンツの傾向、質問サイトやSNSの傾向を把握する
検索結果で上位表示されている記事のタイトル・内容を把握して、ユーザーが求めている情報は何か、Googleが評価している情報は何かを見極めましょう。
前提として、検索結果で上位表示されているコンテンツはユーザーおよびGoogleから評価されています。そのため、上位表示コンテンツをリサーチすることで、ユーザーが何を求めているのかを把握できます。
※この「検索結果をリサーチする」という作業が奥が深く、かつ非常に重要です。詳しいやり方は後述するので、全体像を把握した後にご覧ください。
また、Yahoo!知恵袋などの質問サイトや各種SNSで、「オウンドメディア 立ち上げ」と検索して、ユーザーがどのような点を疑問に思っているのかを調べるのも有効です。ユーザーのリアルな声を収集しやすく、検索だけでは掴めない顕在的・潜在的ニーズを洗い出せます。以下は骨格を抜粋したものですので、ご参考にしてください。
【上位コンテンツの傾向、質問サイトやSNSの傾向(骨格例)】


要素2.ターゲット設定をして、検索に至る背景を考える
SEO記事の骨格を作る際には、どんな人がこのキーワードを検索しているのかを考えることも重要です。同じテーマ(キーワード)でも、ターゲットによって提供すべき情報は異なるため、誰に向けて書くのかを明らかにしなければなりません。
たとえば、BtoBならば一般社員なのか、決定権を持つ人なのかによってコミュニケーション方法が異なります。
またBtoCであれば、男性なのか女性なのか、年代はどのくらいなのかによって書くべきコンテンツが全く異なることもあるでしょう。ターゲットに適切な情報を届けるため、執筆前にターゲットをしっかりと設定することが重要です。
さらに、それらのユーザーが検索に至る背景(今の状態)の推測も欠かせません。検索時点のユーザーがどこまで知っていて、どこから先を知らないのか、どこまで意思決定できているのかなどを考える必要があります。それによって書くべきコンテンツや順番が異なってきます。
たとえば「オウンドメディア 立ち上げ」というユーザーの検索背景は、オウンドメディアの必要性を感じており、立ち上げを検討している段階です。「オウンドメディアの基礎的な説明」などは不要で、冒頭から立ち上げに関する話をすることが大切です。
【ターゲット設定と検索に至る背景(骨格例)】

要素3.ユーザーニーズを推測する
次に「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の2種類のユーザーニーズを考えます。
顕在ニーズ
顕在ニーズとはユーザーに自覚があるニーズで、ユーザーが顕在的に求めている情報を提供することでそのニーズを満たせます。顕在ニーズは、検索結果やサジェストキーワード・質問サイト・SNSの傾向から読み取れます。そうした情報を参考に、ユーザーが知りたいこと、求めていること、課題、困りごとは何かを考えましょう。
潜在ニーズ
潜在ニーズとはユーザーに自覚がないニーズで、教えてあげることでユーザーが理想のゴールに到達できそうな情報が何かを考える上で役立ちます。潜在ニーズは、上位記事に書いていないことからも読み取らなければいけないので、ユーザー理解が重要になります。「なぜその顕在ニーズを抱えているか」や「それを知った結果どうしたいのか」「根本のニーズはなにか」を考察したり、再検索キーワードなどから推測したりしましょう。
なお再検索キーワードとは、ユーザーが当該キーワードの記事を読んだ後に検索するキーワードで、当該テーマの情報を知った後に更に知りたくなった情報が読み取れます。再検索キーワードは、「関連性の高い検索」欄に表示されており、各種SEOツール上で取得することも可能です。

※引用:Google検索「オウンドメディア 立ち上げ」
【上位コンテンツなどの内容から見えてきたニーズ(骨格例)】

要素4.最高のゴールを設定する
ここまで洗い出したターゲット像やニーズをもとに「記事を通してどのようなゴールに導いてあげることがユーザーにとって最も良いのか」を設定します。
ゴール設定がないと、どのような要素が必要かを過不足なく洗い出すことができません。足りない要素に気付けなかったり、逆にどこまでも潜在ニーズを深掘りできるため軸がないコンテンツになってしまったりします。
例えば「オウンドメディア 立ち上げ」の場合は、検索背景やニーズをもとに、最高のゴールを「オウンドメディア立ち上げの全体像・必要なリソースなどを理解し、立ち上げまでの計画を考えられるようになる」と設定しました。
すると今後は「本当にこれで立ち上げまでの計画を考えられるようになるのか?」「立ち上げに際して意思決定ができる状態になるのか?」という質問にYesと答えられるコンテンツを作れば良くなるのです。
そのために必要なストーリーを考え、どのようなコンテンツを提供すればユーザーにとって良い記事になるのか、というアイデアも出しやすくなるでしょう。
【ターゲットにとっての最高のゴール(骨格例)】

要素5.ストーリーを設計する
ここまでで、ユーザーの現状と、記事を通して導きたい最高のゴールを設定しました。
次は「検索背景(現状)」→「 ゴール」に導くため、ユーザにどのような情報をどのような順序で伝えればよいのかなどに関してさまざまなアイデアを出し、ゴールまでの道筋(ストーリー)を作り込んでいきます。
- 検索時の今のユーザーの頭の中に合わせて、まずは全体像や前提のすり合わせからした方が良いのではないか
- それを知ったら次に実践方法を知りたいのではないだろうか
- いや、その前に事例を見せてあげたほうがイメージが湧くのではないか
- これで本当に最高のゴールまで導けるだろうか
このように、検索時のユーザーの状態や、記事を読み進む中でユーザー心理がどのように変化していくのか、という視点で、ユーザーになり切ってストーリーを考えてみましょう。
【ゴールのために必要な要素(ストーリー)骨格例】

要素6.競合にないコンテンツ(独自性)を付加する
最後に、競合にないオリジナルコンテンツを考えましょう。
ただし、オリジナリティがあれば何でも良いわけではありません。ユーザーニーズを満たし、最高のゴールに導くために必要な要素であることは大前提として変わりません。
ユーザーの検索背景と最高のゴールをしっかり定義していれば、ストーリーを考える際に自然とオリジナルのアイデアが出てくるケースも多いです。
どうしても思いつかない場合は、以下のような観点で考えてみるのがおすすめです。
- その企業、メディアならではの一時情報を出せないか
- 対象キーワードだけでなく、類似の別のキーワードで競合はどのようなコンテンツを作っているか
- 実際のユーザーと話しをしてアイデアをもらうことはできないか
- SNSなど、ユーザーの生の声を見られる場所にヒントが落ちていないか
【オリジナル要素(競合にないコンテンツ)骨格例】

ステップ2.骨格に沿って記事を作る
骨格を制作したら、用意した骨格に基づいて記事を制作します。記事を執筆するのは自社のスタッフでも、外部のライターに外注する形でも構いません。いずれにせよ、ライティングの際には、以下の4つを意識しましょう。
- なるべく結論・具体例・根拠をセットにする
- イラストや画像も挿入する
- ユーザーとの会話をイメージして書く
- ユーザーの関心を引くタイトルを書く
それぞれ意識すべきポイントを解説します。
なるべく結論・根拠・具体例をセットにする
本文はなるべく結論・具体例・根拠をセットにすることがおすすめです。
検索ユーザーは能動的に情報を得に来ているケースが多いため、なるべく結論は早めに提示し、その説得力を持たせるために根拠を、そしてよりイメージを深めてもらうために具体例を出してあげましょう。
▼例
- 上位表示させるためには、検索ユーザーと向き合うことが重要です(結論)
- なぜならば、Googleがこのように考え方を公表しているからです、実際に弊社もこのように記事を作り上位表示を実現しました(根拠)
- 検索ユーザーと向き合うために、たとえばこういうことをしてみましょう(具体例)
もちろん毎回このように綺麗な流れで書けるわけではありませんが、慣れないうちは型を意識すると、ユーザーのためになる分かりやすい記事を作りやすいでしょう。
イラストや画像も挿入する
イラストや画像を適宜含めることでユーザーが内容を理解しやすくなります。
たとえば「KPIツリー」の記事では、以下のようにKPIツリーのイメージが伝わる画像を用意しています。

テキストだけでは理解が難しい内容は、積極的にイラストや画像を挿入するようにしましょう。
ユーザーとの会話をイメージして書く
SEO記事は人との「対話」と似た部分があるため、ユーザーとの会話をイメージして記事を書くこともポイントです。ユーザーは、キーワードを通してこちら(書き手)に質問を投げ掛けてきます。コンテンツ制作側はその質問に答えることが大切ですが、直接会話はできないので「コンテンツ」という手段を介してユーザーからの問いに答えることになります。
記事を作っていると相手が見えないので、どうしても分かりにくい内容になってしまいがちです。そのため「この文章を読んだユーザーはどんな顔をして、どんな質問をするだろうか」と考えるのがおすすめです。「なぜ?」「たとえば?」「それって本当?」などの質問が来そうであれば、それに回答できる要素が必要だと判断できます。
極論を言うと、1行ごとにユーザーと会話をしている感覚を持ち、相手の疑問やニーズを解消できるような文章を書くのがおすすめです。
検索ニーズ最適タイトルを書く
タイトルは、ユーザーが検索結果上で「この記事に知りたいことが書かれているか」を判断するためのほぼ唯一の情報です。
骨格で細かく推測した検索背景やニーズをもとに「検索ユーザーが今頭に思い浮かべている知りたいこと」にぴったり当てはまるタイトルを考えてみましょう。
弊社では、キーワードに即している「主題」を左側に置き、ニーズリサーチで洗い出すことのできた「副題(関連ワード)」を右側に置くことを意識しています。
以下は、「オウンドメディア 立ち上げ」を例にタイトルの構成要素をまとめたものです。
キーワード | オウンドメディア 立ち上げ |
|---|---|
ユーザーにとって最高のゴール | オウンドメディア立ち上げの全体像・必要なリソースなどを理解し、立ち上げまでの計画を考えられるようになる |
タイトル | オウンドメディアの立ち上げ完全ガイド|成功事例から学ぶの4つのポイント |
このようにユーザーの視点に立ってタイトルを考えることで、興味を引きやすくなり、クリック率の向上や、検索順位の向上が見込めます。
タイトルを変えるだけで検索順位が上がったケースもこれまでたくさん見てきたので、タイトルは重要度の高い要素だと考えています。
検索ニーズを把握する方法
ここまで説明してきたように、SEO記事を書く際は、ユーザーの検索ニーズを正しく把握し、それに対して適切な回答をする(最高のゴールに導く)ことが重要です。
では、検索ニーズはどのように調査し考えればよいのでしょうか。検索ニーズを把握する方法としては、以下の4つがあげられます。
当該キーワードの検索結果を見る
SEO記事以外もリサーチする
キーワードからニーズを逆算する
ユーザー自身、もしくはユーザーを良く知る人に聞く
それぞれどのような要領でニーズの調査を行うのかを解説します。
当該キーワードの検索結果を見る
基本的には検索結果上には、Googleに評価されているページ(ユーザーの役に立つとGoogleから判断されているページ)が優先的に表示されます。そのため上位コンテンツ(上位10記事程度)を見れば、そこからユーザーニーズを逆算可能です。
たとえば、「オウンドメディア 立ち上げ」の上位5記事のタイトルは以下のようになっています。
- オウンドメディアの立ち上げ完全ガイド|成功事例から学ぶの4つのポイント|株式会社THE MOLTS
- 【かんたん解説】オウンドメディアの作り方(立ち上げ)をプロがわかりやすく紹介【2024年最新版】|Web幹事
- オウンドメディアの立ち上げ手順9ステップ|費用や成功のコツも事例に基づき解説
- オウンドメディアの立ち上げ手順や費用を解説!事前に知っておきたいポイント
- オウンドメディア立ち上げに必要な工程!始め方を3ステップで解説|ナイルのマーケティング相談室
※引用:Google検索「オウンドメディア 立ち上げ」
上記の検索結果からは、以下の内容がGoogleから評価されており、逆接的にユーザーニーズも推測可能です。
- どのような順序でオウンドメディアの立ち上げをしていけばよいのか
- どのように取り組めば成果がでるのか
- オウンドメディアの立ち上げにはどの程度の費用やリソースが必要なのか
- 立ち上げる際に知っておきたい注意点 など
検索結果を見る際には、上位サイトのタイトル・コンテンツだけでなく、「関連する質問」や画像の有無にも注目しましょう。
以下は「オウンドメディア」で検索した際に表示される、関連する質問です。関連する質問には、ユーザーが特に気になる内容が質問形式で表示されるため、ユーザーニーズ推測の手がかりになります。

※引用:Google検索「オウンドメディア」
また「KPIツリー」で検索した際には、検索結果上に画像が表示されています。

※引用:Google検索「KPIツリー」
検索結果上に画像が多く表示されてある場合、「テキストだけでなく視覚的に説明してあげるとユーザーは満足度が高くなる」ということが推測できます。
このように、検索結果からはさまざまな情報が読み取れるため「なぜこの検索結果になっているのか?」「この検索結果になるということはユーザーのニーズは何なのか?」をよく分析しておきましょう。
この作業をおろそかにし、自分の想像“だけ”でコンテンツを作ると、検索ニーズに対して的外れな記事になってしまうことがよくあります。
SEO記事以外もリサーチする
Yahoo!知恵袋やSNS、YouTubeなどでユーザーニーズをリサーチする方法もあります。Yahoo!知恵袋はユーザーが疑問に思った内容を質問して、質問に答えられるユーザーが回答するサイトですが、ユーザーが抱えている疑問や悩みをリサーチする上でも役立ちます。たとえば「オウンドメディア 立ち上げ」で検索した際には、以下のような質問が見つかりました。

引用:Yahoo!知恵袋「オウンドメディア 立ち上げ」
上記の質問からは、法律や制作会社との取引に関して不明点があるユーザーが一定数いることが分かります。また、XなどのSNSで同様に検索して見ると、オウンドメディアの立ち上げに関して意見や経験則をツイートしている投稿が見受けられました。
これらが記事の要素として使えるかは、ユーザーからの関心の高さや骨格の方向性、質問・投稿内容によりますが、適宜骨格に含めることでユーザーニーズへの回答性を高められます。
キーワードからニーズを逆算する
検索ニーズを把握する上では、キーワードを分析することも重要です。キーワードによってユーザーの態度(検討段階=フェーズ)は異なるため、制作するキーワードのユーザーはどのような状態、段階なのかを推測して、その状態にあった情報を記事に盛り込むことが重要です。
たとえば、「勤怠管理システムとは」と「勤怠管理システム 費用」では、ユーザーの状態は以下のように異なります。
| KW | ユーザーの状態 | ユーザーニーズ(一例) |
|---|---|---|
勤怠管理システムとは |
|
|
勤怠管理システム 費用 |
|
|
このようにキーワードによってユーザーの状態、ニーズは異なり、提供すべき情報も異なります。そのため、SEO記事を書く上では、そのKWでのユーザーはどういった状態なのかを、Googleから評価されているコンテンツ(上位記事)やサジェストキーワード、知恵袋、SNSなどを通じて推測することが大切になるのです。
検索結果と同じで「なぜこの関連キーワードで検索されるのか?」「この関連キーワードで検索されるということはユーザーのニーズは何なのか?」を考え抜くことが重要です。
ユーザー自身、もしくはユーザーを良く知る人に聞く
ユーザーニーズを把握する上では、当該キーワードで検索しそうな人に直接聞くことも有効です。
- どんなときにそのキーワードで検索するか
- 読み進める中でどのような疑問を持つか
- コンテンツを読んだ後にどのような行動を取るか
直接聞くことで当該テーマに関するニーズを発見しやすくなり、その内容をコンテンツにすることでユーザーニーズに応えられます。内容によっては独自コンテンツにもなるでしょう。
SEO記事を書く際の注意点
最後に、SEO記事を書く際に気をつけるべき各種ポイントについて解説します。
領域やドメインによっては、どんなに良いコンテンツを作っても上位表示できないこともある
領域やドメインによっては、どんなに良い記事を作っても上位表示できないこともあることには注意が必要です。
例えば、以下のような場合はコンテンツ以外のアプローチが必要になるケースもあります。
- サイトにクロールが回ってくる状態を作れていない(そもそもコンテンツが検索エンジンにインデックスされない)
- YMYL領域に該当している
- EEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)が重視される
たとえば、「YMYL領域」に該当するコンテンツでは、ただ良い記事を作るだけでは上位表示は難しいでしょう。
YMYL(YourMoneyYourLife)領域とは、Googleの定める検索品質評価ガイドラインで、「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」と定められているページです。医療に関する情報・金融に関する情報・法律に関する情報・金融取引に関する情報などは、YMYL領域とされています。YMYL領域では、頻繁に激しい順位の変動が起こるため、成果を出すことが非常に難しいです。
YMYL領域でも戦える可能性がないとは言い切れませんが、この領域で戦っていくためには、専門家の監修を付けたり、専門家に執筆をしてもらったりする必要があります。また、記事中にエビデンスを細かく記載する必要があるなど、通常のSEO記事よりも負担が大きくなります。YMYL領域に参入する前には、自社のリソースで戦える見込みがあるのかを慎重に検討する必要があります。
また、Googleは「EEAT」と呼ばれる概念も提唱しており、コンテンツ単体だけでなくサイト全体の専門性の高さや評判、ドメインの強さも検索結果に影響を与えることがわかっています。
そのため、コンテンツ制作以外のアプローチ(被リンクの獲得やサイトの権威性の確立など)も、SEOで上位表示をさせるために重要になることがあります。
企業として出してはいけないことは書かない
企業として出してはいけない情報としては、間違った情報が挙げられます。個人が趣味で運営しているWebサイトと、企業が事業として運営しているオウンドメディアでは、発言責任の大きさが異なります。コンテンツの魅力を追求するのも大切ですが、大前提として、間違った情報や信ぴょう性の低い情報をユーザーに提供してはいけません。間違ったことを書くとユーザーからの信頼を失い、ブランドの毀損につながるリスクがあります。
また、有益な情報を提供することも重要ですが、機密情報など公表してはいけない情報は記事に書かないようにしましょう。Webサイトは競合他社の人物に閲覧されることもありますが、機密情報を公開することで自社を不利な状況に追い込むリスクがあります。
テクニックではなくユーザー目線を忘れない
SEOで成果を出すには、テクニックではなく「なぜそれがユーザーにとって好ましいと言えるのか?」を追求することが大切です。
たとえば、「タイトルは28文字以内が好ましい」という説があります。こちらは多少の変動はあるものの、実際にパソコンでGoogleの検索結果を見ると、28文字以上はほぼ表示されないようになっています。

※引用:Google検索「コンテンツSEO」
全ての記事が28文字以内に収まっているわけではありません。しかし、タイトルのテキストが長いことにより文末が一部表示されないことで、検索結果画面でユーザーが確認できない情報が生まれます。ユーザーが視認できるのは大体28字であるため、28字以内が推奨されているのです。
また、「タイトルの最初にキーワードがあるといい」といったこともよく言われていますが、これも本質はユーザー目線です。ユーザーは基本的に画面を縦スクロールで動かし、目線は左から右、上から下へとZの形を描くように動きます。

※Googleの検索画面より
そのため、タイトルの最初の方に自分が入力したキーワードがあるとユーザーの目に入りやすく「自分が探している内容がありそうだ」と感じて、クリックされやすくなる傾向があるのです。
このように、テクニック論に走るのではなく、なぜそれがユーザーのためになると言えるのか?ユーザーのためになるにはどういうコンテンツが好ましいのか?というのを考えると本質的に何をすべきかが見えてきます。SEO記事を書いていく際には、テクニックに頼ることよりもこうした考える力を養っていくことが大切です。
一度で1位を獲得するのは難しい
本記事で紹介したように骨格を作り込み記事を制作しても、すぐに1位を取れるとは限りません。ユーザーニーズを一度で完璧に理解するのは困難ですし、公開してユーザーからのフィードバックを得て初めて、ユーザーが求めているものに気付くこともあります。
そのため最初から完璧を目指す必要はありません。制作したコンテンツを手直しする「メンテナンス」によって、徐々に順位を上げていくことを推奨しています。
検索1位を獲得するためには、今のコンテンツに何が足りないのか、ユーザーのニーズを本当に満たしきれているかといった視点で、以下のようなメンテナンスを繰り返していくことが大切です。
- 足りない情報や要素を追加(リライト)する
- 関連する記事コンテンツへの導線(リンク)を設置する
- 読みやすさを向上させるために編集や画像の追加・改修をおこなう
- インフォグラフィックや動画を用いてわかりやすく解説する
また、メンテナンスを行う際には、1記事1記事仮説を立ててコンテンツを制作することも重要です。広告と同じで、やってみないと分からないことも少なくありません。完璧主義にならないように、効果検証を重ねてユーザーニーズに応える力を養っていきましょう。
文字数をむやみに増やさない
SEO記事を書く際には、無策に文字数を設定しない、増やさないことも大切です。「何文字書くべきか」といった小手先のテクニック論に意識が向かうと、ユーザーニーズや事業成果と向き合うことを無視して、ただ「検索で勝つためのコンテンツを作ること」が目的化してしまうことが少なくありません。
検索するユーザーには必ず「悩みを解決したい」や「何かを知りたい」といった背景があります。その背景を深く汲み取って、しっかりとニーズに応えられているコンテンツが上位に表示されています。そのため、コンテンツを作るときは文字数やボリュームではなく、ユーザーにとっての最高のゴールに導けるコンテンツになっているかに着目しましょう。
最高のゴールに導けるのであれば、たとえ競合サイトの平均が1万文字であっても自社記事は3,000字でも良いと考えています。
ただし、競合サイトの平均文字数が多い場合は、それだけユーザーニーズを満たすために多くの要素が必要だとも考えられます。競合の文字数の水準との乖離が大きい場合は、「応えきれていないニーズがないか?」を意識することも大切です。
自社が言いたいこととユーザーが知りたいことは分けて考える
自社の言いたいことをコンテンツに含めることで独自性の観点で評価されやすくなります。
しかし、上位表示させるためには、自社の言いたいことだらけでコンテンツが埋め尽くされないように注意が必要です。
たとえば、勤怠管理システムとは何かを知りたい人に向けて、自社のシステムの良さばかりを伝えるのは好ましくありません。そのユーザーが求めるのは、勤怠管理システムの特徴や利点、利用方法が理解できるコンテンツであるため、あくまでも記事のメインコンテンツはそうしたコンテンツにする必要があります。
SEO記事を制作する際には、自社の言いたいことだけを言うのはではなく、ユーザーニーズにしっかりと応えることも忘れないようにしましょう。
まとめ
成果の出るSEO記事を書くためには、何か特別なライティングテクニックを探すのではなく、以下の2点が何よりも重要です。
- ユーザーの検索ニーズ(検索意図)にしっかり応えられているか
- コンテンツに独自性があるか
そのために、記事作成前には骨格を作り込み「ユーザーを最高のゴールに導いてあげるにはどのような要素が必要か」を徹底して考え抜くことが大切です。
コンテンツマーケティングにお困りではないですか?
- コンテンツを量産してきたが期待したトラフィックやコンバージョンが得られていない
- 自社のリソースにも限りがあり、手が回っていない
- そもそもどのようなコンテンツを作るべきか、設計段階からアドバイスが欲しい
このようなお悩みは、数々のコンテンツマーケティングで成果実績をあげてきたTHE MOLTSにご相談ください。コンテンツの設計や運用チームの構築、パフォーマンス測定や改善への活かし方など、貴社の課題にあわせて成果を出すためのプランニングをいたします。
コンテンツマーケティングの戦略設計や運用は、プロにご相談ください
コンテンツマーケティングは自社の課題解決に導く有効な手段ですが、期待する成果を出すためには、徹底したターゲット理解や、タッチポイントにあわせた最適なコミュニケーション設計、そして有益なコンテンツの提供が欠かせません。
専門性の高いノウハウや、なにより実行しつづける組織体制が最も重要です。 事業成長やマーケティング成果のためのコンテンツマーケティングを検討されている方は、ぜひTHE MOLTSにご相談ください。数々のプロジェクトで成果を上げてきたプロフェッショナルが、貴社の事業成長を支援いたします。
- 月数件のリード獲得が約2年の運用を経て年5,000件へ成長
- 片手間で運用していたオウンドメディアが、直接売上約6億を稼ぐ事業へと変革
- 広告CPAの高騰をきっかけに始まったオウンドメディアが、4ヶ月で売上140%アップ
まずは貴社のお取り組み状況についてお聞かせください。コンテンツマーケティングのプロが、事業成長の観点から成果を出すための最適なご提案をいたします。
記事をシェア