みなさんこんにちは、THE MOLTS採用チームです。
こんな質問、またはそれに対する回答を、X上でよく見かけませんか?
「正解はない」と思いつつ、採用チームとして「これらの質問に対して弊社のベテランマーケターたちはどう回答するんだろう?」と、ふと疑問に感じました。
思い立ったが吉日、迅速果断! ということで、ヒマそうなベテランマーケターにそれぞれの質問をぶつけてみました。その回答を並べてみたいと思います!
▼回答者紹介
1つめは、よくある質問の代表格、「大手企業に入るべき?ベンチャー企業に入るべき?」。ややベンチャー派が多めなものの、6人の意見は次のとおり割れました。
▼ベンチャー派
永田:大手企業も経験しましたが、私はベンチャーのほうが良いと思います。もちろん、どちらも良さがあり、福利厚生やライフワークバランスなどを考えるのであれば大手のほうが整っています。ただ、自身のスキルをつけたい、成長したいのであれば、厳しい環境に身を置きどんどんチャレンジするべきだと思います。自分が何を重視するか次第ではないでしょうか。
高橋:大手企業に入ったことがないためなんとも言えませんが、早い段階で裁量を与えられやすいベンチャー企業のほうがいいのかなと思います。結局のところビジネスにおいて重要なのは、当事者意識を持って考え抜き、次へ次へと物事を前に進めていく力だと思っています。偏見かもしれませんが、大手企業の場合は体力(資金力)があるからそこまで目先の数字に焦らなかったり、関係する部署が多くどこか自分事になりにくかったりすることが多い印象です。
また、大手企業はその会社独自のルールが多いような話も知人から小耳に挟むので、転職してキャリア形成していきたいのであれば、「汎用的なスキルが付けられるか否か」も判断軸にしたほうがいいのではないでしょうか。
藤牧:私自身は中小企業に勤めた経験しかありませんが、小さな組織の場合、一人が担う領域が広くなり、自分次第でさらに広げることもできます。「実務経験」が手っ取り早く成長につながると考えているので、「いかに経験値を上げられるか」が鍵だと思っています。
また、大手/ベンチャー問わず、世の中の課題が複雑化しているので、今後求められる人材は「作家性があり、領域に特化した超スペシャリスト」か、「広範囲に理解があり課題の特定や判断と推進ができる超ジェネラリスト」に分かれるのではないでしょうか。
▼大手派
西:どちらかと言われれば、大手企業でしょうか。マーケティングは「こんなことをやりたい!」と思っても、予算上の制約でうまく進められないことが多々あります。決裁プロセスがゆるっと進むベンチャー体制に慣れすぎてしまうと、なぜこんなに社内稟議に時間がかかるのか、頭ではわかっても肌感覚として理解できないと思います。
また、大手にいると代理店からさまざまな提案をもらえるので、純粋に学びの機会が多いと思います。Salesforce、SAP、Zendesk、JIRAなど、グローバルで多く採用されているSaaSの経験を積みやすいのもメリットですね。
ちなみに個人的には、両者のいいところどりである「メガベンチャー」がもっともおすすめです。私の1社目は不動産業界のメガベンチャーでしたが、ベンチャーらしい勢いもあるなか、責任感のある仕事を経験できました。また、大手企業としての作法も一通り学ぶことができたと思います。
▼ケースバイケース派
海老澤:それぞれメリットがあるので一概にどちらとも言い難いですが、自身のスキルや経験値としてマーケティング全般を上流から下流まで一通りの役割を経験し、自身の裁量権をもってスピード感あるプロジェクト推進を志すならばベンチャー企業に。プロジェクトの大きさやリソース(予算やデータなど)を元に、チームとして大規模プロジェクトに関わる経験を築き、専門的なスキルを深めたいなら大手企業に、と考えます。
私自身、大手企業(リクルート・ITmedia)もベンチャー企業(創業3期目からのKaizen Platform)も経験し、どちらの良し悪しも知っているからこそ、その方の「成長」に対する志向性や過去所属企業での活躍状況によってアドバイスは変えています。
寺倉:新卒からゴールドカードをもらえてすごいレイヤーの人たちとつながれたJTC時代、お金がなくて作り置きしたカレーと食パンで過ごし途方に暮れた職人時代、3徹して4日目の朝に雀と会話していたベンチャー時代、自由と責任がすべてワンセットでついてくる起業と、改めて振り返ってみるとどれも楽しかったですね。死ぬ前に思い出せそうな記憶やネタばかり。
20代のときの価値観が、30代になって大きく変化したこともたくさんありました。だからまずは「いろんな経験をして、自分の成長にしっくりくるものを探そう」という気持ちでいいのではないかと思います。強いてアドバイスするならば、「いまどこに入るべきか」ではなく、「どこでも楽しいと思えるマインドをどう作るのか」が大切な気がします。
2つめの質問は、「BtoCマーケに関わるべき?BtoBマーケに関わるべき?」。こちらは「前提、どちらでもよい」という回答がほとんどでした。
▼どちらでもよい派
寺倉:私自身「これがやりたい!」がなく「今やるべきこと、成すべきことを全力でやった結果美味い酒が飲めればいいな」と考えるタイプなので、BtoBかBtoCかよりも、やりたいことがあるならそちらを選べばいいし、なければ選んだほうを楽しめばいいと思います。それぞれ良さや面白さがありますが、没頭した道が今後のキャリアに生きてくるので、どちらでも良いかと思っています。
永田:どちらでも良いと思います。ターゲットやビジネスモデルなど異なる部分はありますが、原理原則といいますか、根本は一緒かなと。
▼どっちも派
藤牧:複雑な課題解決をおこなうためには「両方知っている」ことが役立つと思うので、チャンスがあるなら両方経験してほしいです。ステークホルダーなどの性質が異なるので、必要なアイデアや選択するアプローチなども変わってきますよね。
▼強いていうならBtoC派
海老澤:かかわる領域はマーケ手段の違いでしかないと思うため、「どちらに関わるべき」はないと思います。領域よりも、どのように利益創出し売上拡大を図り事業価値向上に努めているかなど、収益構造と事業戦略のほうが重要だと考えます。
とはいえ、強いていうなら私の印象としてBtoBよりもBtoCのほうがマーケ手段や事業戦略・収益構造の幅が多岐にわたることから、若手の成長という観点ではBtoCにかかわることでマーケ手段の幅広い基礎を学ぶことができるのではないかと思います。
▼強いていうならBtoB派
高橋:どちらでもいいと思いますが、構図的にはBtoBのほうがシンプルかと。会社・チームの課題を解決すべく複数のサービスをピックアップし、相見積もりをとって稟議にかけて、いざ導入する……といった一連の流れが想像しやすいように感じます。
▼CtoC派
西:自分がやりたいほうをやればいいと思います。BtoCはとにかく動きが大きく関わる人数も多いため、学びの機会が多い。ただしN=1を突き詰められる業態ではないので、真に顧客理解をおこなうのは難しいと感じます。一方でBtoBはマーケティングが型化されていて習得しやすい、N=1を追跡できて顧客理解をおこないやすい点がよいと思います。ただ、どうしても飽きが出てくるんじゃないかな……という懸念はありますね。
なお、個人的に一番学びが多いと感じるのは、当たれば指数関数的にトラフィックや流通金額、データが巨大化していく「CtoC」のビジネスです。需要と供給の両方を気にする必要がある、市場を活性化するためにCRM施策が必須である、アプリ中心なためマーケティングテクノロジーに投資しやすい環境であるなど、やっていて楽しく学びの多い業態だと思います。
最後の質問は、「支援会社に入るべき?事業会社に入るべき?」。こちらは「まずは支援会社で経験を積むのがオススメ」派が多い結果となりました。
▼まずは支援会社派
永田:バズ部、THE MOLTSという支援会社を経験した今なら「事業会社に入ったらこんなことができそう」と思えるようになりましたが、一発目から事業会社だったら、俯瞰して物事を考えるPM力は身に付いてなかったかもしれません。なので個人的には支援会社→事業会社が良いのではないかと思います。どこまで行ってもPM力が物を言うと思っていて、それが身につきやすいのは支援会社かなと。
高橋:事業会社を経験したことがないのですが、個人的には、まずはさまざまな業界のビジネスモデルを理解しやすい支援会社がいいのかなと。どの業界も通ずる根幹があったりするので、その辺の感覚を培ったうえで、自分が挑みたい分野が見つかったら事業会社に軸足を置くと、ブレないマーケターになれるのではないかと思います。
海老澤:成長のためにはさまざまなプロジェクトで場数を踏むことが大切だと考えるため、事業会社ではなく支援会社での経験が最適だと私は思います。支援会社であるからこそ、自身が得意・不得意とするプロジェクト規模・業界・フェーズ・予算などを知ることもできるのではないかと。
とはいえ、支援会社は運用ベース・パッケージベースになる可能性があることから、どんなマーケターを志し成長を望むかによっては一概に「支援会社であるべき」とは言い切れない気持ちもあります。
藤牧:支援会社の場合、自分の得意領域をクライアントの問題解決に幅広く活かしていくことになるので、専門性を高めるには支援会社が適していると思います。支援会社で専門性を高め、それを武器にして、自分が共感できる事業会社に入って貢献するというのも、一つのキャリアプランになり得るのではないでしょうか。事業会社の場合は、自社サービスを広めたい、もっと成長させたいという気持ちが原動力になると思います。
逆に、クライアントを理解するには、自らクライアント側にならないと理解できないものもある気がしており、早めに事業会社を経験しておく必要もあるかもしれません。
▼まずは事業会社派
西:やりたいことがはっきりしているならば、その環境にどっぷり浸かれる支援会社がいいと思いますが、漠然としているのであれば、どんな仕事があるのかいろいろ触れられる事業会社がおすすめですね。そのうえで、支援会社に転職していってスペシャリストを目指していくというのがよいのではないでしょうか。ちなみにフランチャイズの本部や、メディアの会社であれば、事業会社でありつつも支援会社的な経験を積むこともできます。
▼ケースバイケース派
寺倉:事業会社はプロダクトやサービスが提供価値を生み出し、支援会社はメンバー自身が提供価値を生み出す側面があると思っています。支援会社の場合、たった数ヶ月のプロジェクトであってもあらゆるクライアントと美味い酒が飲める。逆に事業会社は、ふだんから一緒に働いている人たちと喜びを分かち合う瞬間が多い。私自身は、より多くの人と美味い酒が飲みたいなと思っているタイプなので、クライアントワークが好きですね。自分にどっちが合うか次第な気がします。
「本当に同じ会社に務めている人たちなの?」と思ってしまうほど、おもしろいほどに回答はバラバラ。「なにか共通の傾向はあるのだろうか?」という私の期待を1mmも満たしてくれない結果となりました。
それぞれの過去の経験やその人の思考性が色濃く反映される回答になっていて、あらゆるキャリアを積んできたメンバーが集まっているTHE MOLTSっぽいな、とも感じます。
また、メンバーの寺倉がこの結果を見て「結局のところ、自身が経験してきた事柄からしか人はアドバイスができないのだから違って当然。受け手はしっくりきたものを聞けばいいし、アドバイス聞いても実行しないことのほうが多いので、引き出しが増えるくらいのノリで見てもらったらいいのでは」と言っていて、まとまりがないこのコンテンツを綺麗にまとめようとしていたのが印象的でした。
最後におまけとして、設立9年目の支援会社である弊社THE MOLTSに在籍しているメンバーに、実際に働くなかでどのようなスキル・マインドを得られたのかを聞いてみました。
「(大手より)スモール」「(事業会社より)支援会社」に興味があるみなさん、一例としてぜひご覧ください。
寺倉:THE MOLTSで働くなかで、第一に「プロジェクト設計力」が大きく向上したかなと。売り物がないので、クライアントにとって本当に最適な一手は何か?をとにかく考えるように。さらには、「組織を動かす力」も向上したと思います。5人のチーム、100人の事業、数千人の企業などプロジェクトの対象範囲が変化する中で、どういう順番で、誰を、どういう気持ちにさせたらスムーズに物事が運ぶのかをつねに考えるようになりました。
永田:私の場合は「なんとかする力」と「やり抜く力」が磨かれたと感じています。これらはもともと持っていたものかもしれませんが、THE MOLTSでの経験を通じてさらに強化されました。圧倒的に「PM力」が身についた、とも言えるかもしれません。
西:THE MOLTSでの経験を通じて、改めて「一人でいろいろなことをやる力」が身につきました。同時に、「周囲にいるプロを適切に頼る力」も向上し、多様な人々とネットワークを構築することの重要性を感じています。また、アジャイルな案件の進め方も習得できました。
高橋:私にとって大きかったのは、「Result Driven.」といったマインドセットが明確に言語化されたことです。前職時代もクライアントの成果第一で仕事に向き合ってきた自覚はありますが、THE MOLTSでより明確に意識できるようになりました。スキル面では、特に情報設計の能力が向上し、それが広告配信の成果向上に直接つながっていると実感しています。
海老澤:THE MOLTSでの経験を通じて、私はセルフブランディング力とピアプレッシャーを活用する力が向上したと感じています。また、プロジェクトのミッションを定義し、それをタスクやスケジュールに落とし込む力、PDCAサイクルを高速で回し、それにもとづいて迅速に意思決定をおこなう力も向上したと思います。
藤牧:私の場合、事業をどんな視座や視野、視点で捉えるべきか、各工程をどう推進すべきか、事業を考えたり作る人の頭が少しずつ理解できてきたと感じています。くわえて、自社事業立ち上げ時はクライアントもいないし正解もないので、まずは自分が答えを出さないと進まないということも身を持って学びました。また、マーケティングについて理解が深まり、それがデザインに生きていると思います。
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