SEO戦略の立て方|どのキーワードで・どう上位表示させ成果に繋げるか
この記事でわかること
SEOに取り組む際は戦略的に進めていくことが大切です。なぜなら、戦略を立てずに取り組んでも、効果が薄いところにリソースを割いてしまったり、サイト運営の目的を達成できなかったりするからです。
そのため、まずは目的を明確にしたうえで、それに沿った戦略設計をおこなう必要があります。
SEOは以下の2種類に分けられ、戦略の立て方が少し異なります。
| コンテンツ型SEO | ユーザーのニーズを満たせるコンテンツを継続的に発信し、検索エンジンから集客する手法(例:ブログ/ナレッジ記事など) |
|---|---|
| データベース型SEO | データベースの情報をもとに、WEBページを自動で生成するWebサイト向けのSEO(例:ECサイト/グルメサイト/不動産情報サイトなど) |
本記事では、弊社が得意とするコンテンツ型SEOの戦略設計について解説しています。
戦略の立て方だけでなく、SEOの戦略設計において重要となるキーワード選定方法、リンク獲得について詳しく解説していますので、SEOで自社メディアを改善したい、SEOの戦略について知りたいという方は、ぜひ最後までお読みください。
そもそもSEOの戦略とは何か
SEOの戦略とは、「成果に繋がるキーワードでどのように上位表示を実現するか」のプランニングのことです。
具体的には、以下のようなことを決めます。
- 上位表示を取るべきキーワードの選定(そもそも事業成果のために必要なキーワードは何か)
- そのキーワードで上位表示を実現するために、どのような戦い方をすべきか
SEOを戦略的におこなうべき2つの理由
SEOを戦略的におこなうべき理由として、以下の2つが挙げられます。
- 限られたリソースの中で成果を最大化するため
- ただ検索順位を上げるだけではなく、成果に結びつけるため
では、これらの理由について詳しく解説していきます。
限られたリソースの中で成果を最大化するため
SEOの施策は、以下のようにさまざまです。
- ユーザーに焦点を絞ったページの作成
- 被リンクの獲得
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化
- 適切な構造でのサイト構築
- 構造化データのマークアップ
- サイトのUX向上
上記は基礎的なSEO対策であり、状況に応じてやるべきことはほかにもあります。
このように、多くの施策があるなかで、戦略を立てず手あたり次第に対策をおこなっても、行動量に見合う成果は得られません。
そのため、戦略を立ててやるべきことを絞り込むことが重要なのです。そうすることで、効果が薄いところにリソースを割かず、効果的にSEOで成果をあげられるでしょう。
ただ検索順位を上げるだけではなく、成果に結びつけるため
SEOの目的は、検索順位を上げること自体ではありません。たとえ上位表示できたとしても、そこからサイト運営の目的を達成できなければ意味がないからです。
「お問い合わせの獲得」「認知向上」「売上向上」といったように、サイト運営の目的は企業によって異なります。しかし、SEOに取り組む際に、「検索結果の上位表示」や「集客すること」ばかりにとらわれてしまい、集客はできたもののサイトの成果につながっていないといったケースはよくあります。
そのため、SEOを実施する際には、順位の向上だけでなくそこからどのように成果につなげていくかまで考えることが重要です。
そのため、戦略として成果までの道筋を引く必要があります。
SEO戦略の立て方
SEO戦略を立てる際には、以下の手順で考えましょう。
目的から成果を定義する
狙うべきキーワードを決める(目的に沿ったキーワード設計を行う)
そのキーワードで上位表示を実現するためにはどう戦えば良いのかを考える
では、手順を一つずつ解説していきます。
1.目的から成果を定義する
先ほど、SEOを実施して上位表示ができても、サイト運営の目的を達成できなければ意味がないと解説しました。
そのため、戦略を立てる際はそもそも「目的は何か」「どのような状態になれば達成したといえるのか」を定義することから始めましょう。
たとえば、BtoB事業を展開しており、売上拡大を目的にSEOに取り組むのであれば、「お問い合わせ数」や「資料請求数」などのリード総数が。採用課題の解決であれば、エントリー数などが成果になるでしょう。
このように、目的から成果を定義することで、「その成果に繋げるにはどのようなキーワードで上位表示させるべきか」も、理解しやすくなるでしょう。
2.狙うべきキーワードを決める(目的に沿ったキーワード設計をおこなう)
目的を決めたら、それを達成するためのキーワード設計を行います。
キーワード設計とは、成果を得るためにどのようなキーワードを狙うのかを定めることを指します。
- 事業ターゲットが検索するであろう、マストキーワード(成果に直結するキーワード)を定める
- そのキーワードで上位表示するために必要なサブキーワード(関連キーワード)を定める
たとえば、会計ソフトを提供する企業が、リード獲得を目的にSEOに取り組むのであれば、「会計ソフト おすすめ」「会計ソフト 導入」などがマストキーワードに当たるでしょう。
サブキーワードとしては「会計ソフト 費用」「会計 効率化」などが考えられます。
それぞれを洗い出したら、以下のようなツリー構造にすると分かりやすいでしょう。

※キーワード設計のやり方については後述します。
なお、企業によっては事業領域が多岐に渡り、狙いたいキーワードや成果につなげたい材が多数あるというケースもあるでしょう。しかし、いくつもの事業領域がある場合、どこに注力すべきかを絞っておかなければ、キーワードが決められません。
そのような場合は、成果に繋がる領域でアクションを最大限に積み重ねるため、戦う領域を絞り込む必要があります。
どの領域ならもっともインパクトが出るかを検討し、目的に合わせて注力すべき領域やキーワードを絞り込みましょう。
ユーザーが検索エンジンに打ち込むキーワードは無数にあります。しかし予算や人員・時間は有限です。
そのためどのキーワードに注力すれば成果が最大化するのか、どのキーワードに取り組み、どのキーワードに手を出さないのか、といった投資先を定めることが非常に重要です。
3.選定したキーワードを上位表示させるには、どう戦うべきかを考える
次は、ステップ2で定めたキーワードでの上位表示を実現するために、どう戦うのかを考えていきます。
前提として上位を獲得するためには、以下が重要なことを覚えておきましょう。
- コンテンツの質(マストキーワードやサブキーワードのページの質を高めるための戦い方)
- E-E-A-Tの観点(体験、専門性、権威性、信頼性を高めるための戦い方)
Googleはユーザーにとって最も価値が高いと判断したものを上位表示させるため、いかに質の高いページを作れるかが重要になります。そのためクオリティの高いコンテンツを作るための工夫、出し続けるための体制作りなどが必要です。
後者のE-E-A-Tは、発信者(メディア)の経験・専門性・権威性・信頼性などが上位表示のために重要な要素です。そのため、「いかにそれらを高めるか」という戦い方がもう一つの軸として必要になります。
例えば、そのジャンルで多くのトラフィックを獲得しており、訪れたユーザーの満足度が高いことが伝われば、それは「専門性や信頼性がある」と判断され、上位表示を得やすくなるかもしれません。
※その観点で、ステップ2でキーワード設計をする際に、サブキーワードを定める方法を推奨しています。
また、E-E-A-Tを高める有効な戦い方として、被リンクの獲得があります。Googleは、ページの質を判断する基準の一つとして、「外部からのリンク」を考慮しています。なぜなら、外部のサイトが参考にするページということは、質の高い記事であると推測できるからです。
特に、難易度の高いキーワードでは、被リンクの獲得が重要になるケースがよくあります。何度もメンテナンスをおこなっており、上位記事にも負けない内容のコンテンツが作れたとしても、被リンクが少ないことが原因で、順位が上がらないこともあるのです。
「Ahrefs」というツールを使うと、以下のように自社や競合の被リンク数やドメインレート(ドメインパワー)を確認できます。

上記画像の、「Backlinks」が獲得している被リンクの数、「DR」がドメインレートです。上位表示したいキーワードにおいて、競合の被リンクが多かったりDRが高かったりする場合は、自社と競合の差を埋めるためにリンク戦略を考える必要があります。
このように、E-E-A-Tがあるドメイン、つまり「実体験に基づき、信頼でき専門的で権威があるメディア」になるためにはどうすれば良いかを考え、それを実現するための戦い方をすることが重要です。
詳しいリンク戦略については、後述の「リンク戦略の考え方」で解説しています。
SEO戦略で重要な「キーワード設計」のやり方
前章のステップ2で解説した「キーワード設計」について詳しく解説していきます。
これから紹介する手順をベースに進めると、狙うべきキーワードが決定でき、高品質な記事を作る体制も構築しやすくなります。
前章で解説した「目的から成果を定義する」をおこなったうえで、キーワード設計を進めていきましょう。
ターゲットを明確にする
関連しそうなキーワードを並べる
キーワードを実際に検索し、マストキーワードを定める
マストキーワードのコンテンツの骨格を作り、サブキーワードを洗い出す
キーワードツリーを作る
キーワードの関係性を理解して、継続的に運用を行う
では、詳しく解説していきます。
1.ターゲットを明確にする
コンテンツを制作する際には、「誰にそのコンテンツを届けるのか」を明確にしましょう。それが曖昧なままや、万人に受けるようにコンテンツを制作すると、メッセージ性が弱まり、成果につながりにくくなります。
たとえば同じ「肌の悩み」であっても、10~20代と40~50代では、悩みの内容も異なることから、キーワードも訴求内容も大きく変わるはずです。そのため、自社のターゲットはどのような人物で、何を考え、悩んでいるのかを明らかにし、それに答える記事を作ることが大切です。
ターゲットを明確にするには、「ペルソナ」を作成します。ペルソナはターゲットに当てはまる「個人」をより具体的にイメージできるようにしたものです。

ターゲットがどのような人物かを考えた際に、「こんな人が買ってくれるだろう」「こういう人に利用して欲しい」といったように、憶測や願望で決めてしまっているケースもあるでしょう。
しかし、そのように根拠もなしに設定したターゲットは、実際のニーズとずれている可能性があります。そこにずれが生じていれば、ユーザーニーズを正しく把握できず、キーワードも適切なものを選べません。
ペルソナを作成する場合、顧客データやユーザーインタビュー、営業担当者へのヒアリングなど、実際のデータから人物像を作り上げていきます。そのため、憶測ではない根拠のあるターゲット像ができるのです。
ペルソナを作る目的には、以下の3つがあります。
- 見込み客が抱えている悩みや問題点を発見しやすくするため
- ユーザー視点で、効果的な施策を考えるため
- チーム全体で共通のユーザーイメージを持つため
ペルソナの作り方は、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
2.関連しそうなキーワードを並べる
ペルソナを作成したら、Googleのキーワードプランナーなど「月間の検索ボリューム」を調べられるツールを使い、自社の商材に関連しそうなキーワードを並べましょう。
たとえば、勤怠管理システムを扱う企業で、「リード獲得」を目的としているのであれば、以下のようなキーワードが思い浮かぶでしょう。
- 勤怠管理
- 勤怠管理システム
- 勤怠管理 とは
- 勤怠管理ソフト
- 勤怠管理 無料
- 勤怠管理システム 比較
これらを検索ボリューム順に並べましょう。
検索ボリュームは、大きく以下の3種類に分けられます。
| 検索ボリューム | 特徴 | |
|---|---|---|
| ビッグワード | 10,000以上 | ・多くの検索意図やニーズを含む |
| ミドルワード | 1,000〜10,000 | ・ビッグワードとスモールワードの中間の性質を持っている |
| スモールワード | 1,000以下 | ・複数語句やニッチなワードから成り立っていることが多い |
分類ごとの違いや特徴を理解し、自社の目的に合った適切なキーワード選定をしましょう。
キーワード選定によって、大きく成約率も変わります。「検索ボリュームが多ければ多いほどいい」ということはないため、ビッグワードやミドルワードだけに縛られず、スモールワードも対策していくことが大切です。
3.キーワードを実際に検索し、マストキーワードを定める
キーワードを検索ボリューム順に並べたら、実際にそれらを検索してマストキーワードを定めましょう。マストキーワードとは、「絶対に1位を取らなければならないキーワード」のことです。
リード獲得が目的であれば、検索ユーザーの意欲が高いキーワードをマストキーワードとして定めましょう。
キーワードを検索した際に、サービスページや比較コンテンツが上位表示される場合、検索ユーザーの購入意欲が比較的高いことがわかります。先ほどの勤怠管理の例の場合、
- 勤怠管理システム
- 勤怠管理 無料
- 勤怠管理システム 比較
といったキーワードであり、具体的な条件が含まれているケースが多く見られます。
また、認知獲得が目的の場合は、検索ボリューム数が多く、認知を獲得したいターゲットとの親和性が高いキーワードを選びましょう。
たとえばコンサルティング会社であれば、「マーケティング とは」「マーケティング web」など、特定のサービスについて検討しているわけではないが、マーケティングに取り組みたいと考えている人向けのキーワードが当てはまります。
初心者が新規でオウンドメディアをはじめる場合は、まずマストキーワードを5つほど定めるのがおすすめです。はじめに1~2つのキーワードを選択して集中し、成果が出なければほかのキーワードに取り組むといったように、フェーズを分けましょう。
4.マストキーワードのコンテンツの骨格を作り、サブキーワードを洗い出す
マストキーワードを定めたら、次はサブキーワードを選定していきます。
その際は、マストキーワードで記事骨格を作り、そこから関連するキーワードを考えるのがおすすめです。
例えば「勤怠管理システム」をマストキーワードとした場合、その記事には以下の要素が必要になります。
- 勤怠管理システムとは何か
- 勤怠管理システムの費用相場
- 勤怠管理システムの比較
- 勤怠管理システムのメリット・デメリット など
このように、マストキーワードの記事に含まれる、各要素をサブキーワードとして洗い出していくのです。運用初期のサイトの場合は、1つのマストキーワードに対して、5〜10個程度のサブキーワードを設定するのがおすすめです。
なお、記事骨格を作る際は、以下のように事前にユーザーニーズなどを整理してから作り始めましょう。

このように、記事骨格でユーザーニーズや記事のゴールなどを整理したうえで、そのゴールに導けるような構成を考えます。「その構成で本当にゴールまで導けるか」を基準として考えましょう。
記事骨格の作り方は、以下の記事で詳しく解説しています。上記画像と同じ記事骨格のテンプレートもあるため、併せてご覧ください。
5.キーワードツリーを作る
マストキーワードと、それに紐づくサブキーワードを洗い出したら、「キーワードツリー」の形に可視化します。

複数のマストキーワードに対してサブキーワードが重複してしまうことがあるため、ツリーの形状にしてスプレッドシートなどにまとめておくことがおすすめです。
またキーワード(記事)同士の関係が一目でわかるため、同一のコンテンツを複数記事で使いまわすといったことも行いやすくなります。
運用初期のサイトの場合、あくまで目安ですが最小でも15記事、最大で50記事のキーワードツリーを作りましょう。
6.キーワードの関係性を理解して、継続的に運用を行う
ここまで完了したら、実際にコンテンツの制作をおこないます。
順序としては、マストキーワードの記事→サブキーワードの記事の順で記事を制作してください。メンテナンスをおこなう際に、サブキーワードの記事内容をマストキーワードの記事に追加しましょう。そうすることによって順位を上げていきます。
サブキーワードの内容を盛り込む際に情報を盛り込みすぎると、本文が長くなり、ユーザーが知りたい情報を見つけにくくなってしまう可能性があります。そこで、マストキーワードの記事にはサブキーワードの記事の要約を記載し、内部リンクでサブキーワードの記事へと誘導しましょう。
以下の画像は、「BtoBマーケティング」という競合性が高く検難易度の高いキーワードで検索上位を獲得(2024年3月時点)しているコンテンツです。黄枠の「BtoBマーケティング用語」の見出しに、各詳細記事へのリンクを貼り、コンテンツが長くなりすぎないように調整しています。

このように、ユーザーの利便性を第一に考えながらコンテンツの質を高める運用を続けていくことが非常に重要です。
もし、マストキーワードで1位を取れなかった場合は、サブキーワードの数を増やし、マストキーワードで1位を取れたら、別のマストキーワードを用意して攻める領域を増やしていきましょう。
なおメンテナンスの考え方や取り組む上でのポイント、分析については、以下の記事も参考にしてください。
SEOに重要な「リンク戦略」の考え方
SEO戦略の立て方のステップ3で説明した、リンク戦略について詳しく解説していきます。
リンク戦略においては、「こうすれば被リンクが増える」といった確実な方法はありません。そのため、自社メディアや競合が、現在どのような形で被リンクを獲得しているかを考えてみましょう。
たとえば、弊社はデジタルマーケティングを支援する会社で、オウンドメディア「KAAAN」を運営しています。KAAANでは事例コンテンツを多く掲載しており、それを記事コンテンツにも使用しています。
その事例が他社の目に触れ、よくメディアで引用されるため、「事例の見せ方を工夫すれば、さらにリンクを増やせるのではないか」といったことが考えられるでしょう。
また、リンク戦略で参考にしたい事例として、「engage」というサイトがあります。
エン転職などを運営するエン・ジャパン株式会社のサイトで、採用ページ・求人の作成から大手求人サービスへの連携、採用まで無料でおこなえる求人サービスです。このサイトでは、被リンクが増えていく仕組み作りができています。
具体的には、企業が求人サイトを作成し、自社サイトに求人サイトを掲載することで、被リンクを獲得するという仕組みになっています。自動的にリンクが貼られる仕組みができているため、それによってドメインも自動的に強くなっていくということです。
ユーザーニーズを満たす良質なコンテンツを作ることは大前提として、被リンクを獲得できているコンテンツの分析や、上記のような仕組み作りができないかを検討してみましょう。
SEO戦略の成功事例
ここまで、SEO戦略の立て方や実施方法について解説してきましたが、より理解を深めるために、3つの成功事例を見てみましょう。
パーソルホールディングス
| 課題・目的 | イベント出展や事例広告で新規リードを獲得していたが、コロナ禍をきっかけにデジタルを活用したプロモーション活動を本格始動したため、オーガニック検索からの流入を増やす必要があった |
|---|---|
| 実施施策 | 目標から逆算し戦略を設計・売上に貢献する商材に絞ってキーワードを定義・社内の専門家にヒアリングを行い、独自性のあるコンテンツを作成・役割分担を明確にし、各自ミッションを得るような体制を構築 |
| 成果 | 約1年で法人サイトへの流入数が3倍に増加・コンバージョン数は取り組み前の5倍以上、月200件に増加・社内でのコンテンツSEOに対しての評価が向上 |
パーソルホールディングス株式会社は人材派遣サービス、転職サービス、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様なサービスを提供する会社です。
同社はもともと、イベント出展や事例広告の出稿中心に新規リードを創出していましたが、コロナ禍をきっかけにデジタルを活用したプロモーション活動を本格始動することになり、オーガニック検索からの流入を増やすべく、コンテンツマーケティングの強化に取り組みはじめました。
しかし、コンテンツを量産して流入数は伸ばせたものの、その後の成果に繋げるためのノウハウを持つメンバーがチームにおらず、事業に直結する成果が獲得できないという課題があったため、弊社にご依頼をいただきました。
状況を改善すべく、まず売上につながるコンタクトを獲得するためには、どのようなコンテンツが必要になるかを逆算し戦略を設計。求める成果から逆算し、売上に貢献する商材を定めて商談や受注につながるキーワードを定義し、その分野で勝ち切ることを目指しました。
コンテンツ制作の際には、弊社からコンテンツ制作のディレクターとライターをアサインし、同社がコンテンツの監修を担当。協業しながら進めたことで、クオリティを担保しつつ一定数の記事を量産し、「パーソルグループだからこそ出せるコンテンツ」を制作しました。
結果として、プロジェクト開始から約1年で法人サイトへの流入数は3倍に増加。コンバージョン数は取り組み前の5倍以上、月200件発生するまで成長しました。
また、この実績により社内でのコンテンツSEOに対しての評価が大きく変わりました。広告やイベント施策と比較した際に、オーガニック検索経由での問い合わせ数は1割程度でしたが、今後数年でオーガニックからの獲得割合を半分程度まで上げていく方針に転換するほど、経営戦略にも大きなインパクトを与えました。
list-2株式会社ライフテックス

| 課題・目的 | 広告CPAの高騰に伴い、オーガニックでの集客を強化する必要があった |
|---|---|
| 実施施策 | コンテンツマーケティングを実施していくチームを構成・戦略設計からKPIの設定、コンテンツの作り方を学びながら実施 |
| 成果 | 広告費を最大で当初の1/10程度まで削減・毎月1,000件以上のコンバージョン数を獲得・1.5億円以上もの売上に繋がるオウンドメディアを運営できるまでに成長 |
株式会社ライフテックスは、アンテナ・空調設備工事事業を展開する会社です。同社は、リスティング広告を中心とした集客施策を実施していましたが、CPAの高騰を背景にコンテンツマーケティング施策に注力し始めました。
しかし当初は、外部のライターを交えてコンテンツ制作を進めていたものの、一向に成果が上がりませんでした。そこで、弊社に支援をご依頼をいただき、リーダーの育成をおこないながらSEOを実施していくことに。まずは、基盤となる制作チームの体制構築から進めていきました。
同社にはコンテンツマーケティングに関する知見がなかったため、序盤に講習会を実施。戦略設計・KPIの設定・コンテンツの制作方法などを学びました。
また、当初はオウンドメディアには大量の記事があるだけの状態でした。そのため、既存のコンテンツをどのように活かしていくかが最優先で考えるべきだと考え、初期フェーズではセッション数をいつまでにどの程度増やすのかといったように、定量目標を立てて施策を進めていきました。
目標を立てる際には攻めた数字を設定し、いま以上に行動量を増やさないと達成できない状況を会えて作り、チームの視座を高めました。
コンテンツ制作においては、「アンテナ工事 x 世田谷区」といった購買に近い地域コンテンツでコンバージョンを獲得していくことが重要と考え、スモールキーワードの記事も制作し、2年間で400本以上のコンテンツを公開。
コンテンツを地道に増やしていった結果、ドメインパワーも強まり、お役立ちコンテンツなどを公開した際にも上位表示されやすくなりました。
開始から4ヶ月ほどで、検索経由でのリード獲得数・売上共に昨年比140%を記録。1年で月間約1,000件のコンバージョンを獲得できるまでに成長しました。
また、CPAが高騰していたWeb広告からオウンドメディアに切り替えたことにより、広告費の大幅な削減にも成功。未経験者を含めた3人で、1.5億円以上もの売上に繋がるオウンドメディアを運営できるようになりました。
list-2株式会社SAKIYOMI

| 課題・目的 | インバウンドでコンバージョン獲得を目的とし、流入数の確保や上位表示はできていたものの、そこから成果に繋げるための導線を引く必要があった |
|---|---|
| 実施施策 | CTA設置・新規記事の作成とメンテナンス |
| 成果 | 初月で目標だった80件のコンバージョン獲得・リード創出が月10件から500件増加・安定して月間40〜50件のアポを獲得・月の受注数が3倍に成長・広告費が約50%まで縮小 |
株式会社SAKIYOMIは、Instagramの運用代行やコンサル、運用支援ツールの提供をする会社です。
同社は、将来的にオウンドメディアを軸にインバウンドでコンバージョン獲得できる体制を目指し、3か月で100記事ほどのコンテンツを制作しました。しかし、そこからある程度の流入はあるものの、想定したような成果につながらないという課題があったため、弊社にご相談をいただきました。
同社のオウンドメディアは、ある程度の流入の確保ができていたこと、またそれに連動する形で検索の上位表示が獲得できていた背景から、課題は「成果に結びつけるための導線がないこと」と判断。KPIをPV数からコンバージョン獲得数へ変更することを提案し、CTA改善施策を実施しました。
CTA改善の次は、新規コンテンツの制作を進めながら、コンバージョン実績のある記事の順位を上げるためのメンテナンスも実施。
結果、最初の半年で80件のコンバージョンを獲得しようと社内で決定していたものの、取り組み初月で達成。リード創出は月10件から500件増加し、そのうち安定して月間40〜50件のアポ獲得ができるようになりました。
また、月5件はオウンドメディアから安定して受注でき、取り組み以前の3倍になりました。オウンドメディアからは受注確度の高いリードを獲得できるようになったことで受注率が上がり、結果として営業効率も改善されたのです。
広告費もピーク時と比較して、およそ50%まで縮小できました。
list-2まとめ|SEO戦略は目的から成果を定義し、正しくキーワード選定をおこなうことが重要
SEOを戦略になしに進めると、効果の薄い施策にリソースを割いたり、上位表示できたとしても成果につながらなかったりするリスクがあります。まずは目的から成果を定義し、その目的に沿った戦略設計をおこないましょう。
キーワード設計は、SEOにおいて戦略設計と同義であると解説しましたが、キーワードを選定する際には、ペルソナを作成して十分にターゲットへの理解を深めることが重要です。
ターゲットを理解していないと、間違ったキーワードを選定してしまい、成果につながらないコンテンツを作成してしまうリスクがあるからです。ターゲットを理解し、それを基にキーワード設計をおこないましょう。
また「どうすれば被リンクが獲得できるか」も併せて考えていきましょう。
戦略的にSEOを実施し、効果的な改善を繰り返すことで上位表示を達成することで、成果につなげていきましょう。
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著者情報
Kotaro Tajima
田島 光太郎
Media Planner / Consultant
業界歴8年。オウンドメディア、コンテンツマーケティングを担当。コンサルタント・PMとして戦略設計、インハウス化・グロース支援を行う。
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